本件は、日本工大MOTステークホルダーのオーナー経営者の集いから生まれ、社会貢献を目指すソーシャルビジネスの一環として企図されました。
部会メンバーは皆、中小企業のオーナー経営者であり自身の経営する企業の活動を通じ、何らかの価値を世の中に提供し続けています。
つまり自己実現の手段として、企業経営を通じ社会貢献を実践しているわけです。
そして、日本工大MOTで学んだ修了生らしく、何らかの【技術】を以てその価値を具現化しています。
こうした『技術を以て価値となす』ことが日常であるメンバー同士が参集し、社会貢献という目的を共有した議論がなされ、それが製品として形になりました。
今回は初めての試みで色々と紆余曲折もありましたが、最終的には交通弱者を救済するという社会課題の解決を具現化することが出来ました。
『新しい何か』を作り出すには、少なからず『技術』の助けが必要です。
そしてどんな技術をどのように活かして課題解決するのか?
現実的な解、つまり技術の選定と、コンセプトを形にする上でのコスト面や性能評価のシュミレーション等、モノ造りの実相を理解しているメンバーそれぞれの知見を持ち寄り、低コストと実用性の高さの両立が適いました。
そして『最後までやり抜く!』というオーナ経営者の強い信念が形になった成果でもあります。
次回以降も、志を等しくするメンバーの集いから、新しい何かを目指します。
【製品コンセプト・仕様 新技術・新製品等開発部会長 石井 宏宗教授】
日本工業大学 専門職大学院
中小企業イノベーションセンター
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