【ごあいさつ】 中小企業イノベーションセンターについて

経歴や職業等で多様性を持つ500名近い修了生

日本工業大学大学院 技術経営研究科(以下本研究科)は2005年に開学して以来、500名近い社会人修了生を輩出してきました。

 

修了生は、年齢や学歴は言うまでもなく、所属する会社の規模・業種・業態、職種・職位等で多様化しています。

 

なかでも、他の社会人大学院に比べて中小企業の経営者や後継者、幹部社員が相対的に多いことが特徴です。

 

中小企業イノベーションセンター(SMEIC)の設立

本研究科修了生の多様化は修了生間の連携によるビジネスイノベーションを生むポテンシャルを高めており、既に修了生間で受発注や共同受注活動等が自然的に発生しています。

 

こうした修了生の多様性を活かし修了生間の連携の拡大・深化を図り、ビジネスイノベーションを促進する中小企業イノベーションセンター(以下、SMEICと呼ぶ)が本研究科に設立されました。

  


SMEICの基盤形成に向けて

SMEICではビジネスイノベーションを生む基盤づくりとして、修了生の連携を拡大・深化させるため「MOT大交流会」や「トップリーダー研修会」等のイベントを開催し交流機会を提供するとともに、修了生の会社の技術や製品等の強み等に関するデータベースの作成を進めます。

 

SMEICでは修了生間において様々なビジネスイノベーションが持続的に生まれるよう諸事業を展開します。結果として、本研究科にエコシステムの形成が期待されます。

 

修了生等のビジネスイノベーション支援

こうした基盤形成のもと、自然発生的な修了生間の連携によるビジネスイノベーションを期待するとともに、修了生の連携ニーズに適合した修了生等の紹介、新技術・新製品開発、新事業創造、起業化等を支援するマッチング事業を推進します。

 

さらに、本研究科の中小企業診断士登録養成課程を修了し診断士資格取得者等をMOTに強い実践的なコンサルタントへとブラッシュアップする高度コンサルタント養成事業等も計画しています。 


結びに

SMEICが、本研究科においてエコシステム形成を進め修了生の「共創」の場となるように、修了生及び教職員の積極的な参画、協力をお待ちしております。

  

 

中小企業イノベーションセンター

 

セ ン タ ー 長   小田  恭市

 (学長補佐、教授、評議員)