第四回ビジネスイノベーション賞の選考会

 

ビジネスイノベーション賞選考(2026年7月)

~特定課題研究成果の事業化支援~

 

 

 

第4回ビジネスイノベーション賞 選考会の概要

第4回ビジネスイノベーション賞選考会は、2026年7月4日(土)に神田キャンパス303(多目的ホール)にて開催されました。この選考会において、ビジネスイノベーション賞が審査され、4件の受賞が決まりました。

 

(注)ビジネスイノベーション賞

本学技術経営研究科の修了研究である「特定課題研究」は、専任教員によって、学術性、論理性、新規性、教育効果などに重点をおいて評価されています。一方、当センターのビジネスイノベーション賞選考では、本研究科を修了した現役経営者や金融機関等によって、事業の実現性、収支計画、投資回収、社会貢献などに重点をおいて評価されます。

 

第4回となる今回は、以下の2名の方が選考会に臨まれました。

(当日発表順)

 

粂井 貴行 さん

「中小企業に対する開発支援型シェアラボの事業創造」

 

島根 みずき さん

「日本におけるソーシャルファーム(社会的企業)に関する研究」

 

提案事業概要

粂井 貴行

 中小企業に対する開発支援型シェアラボの事業創造

 

粂井さんは、化粧品販売企業や化粧品OEM企業のうち、自社で研究開発施設を持たない中小企業をターゲットに、開発支援サービスを付加した「開発支援型シェアラボ施設」を提供する事業計画を立案されました。

この施設では、自治体や商社などが提供する試作や実験を行う場としての「ハードウェア(場所や設備)としてのシェアラボ」との差別化を図るため、商品開発を支援するコンサルティングや人材育成といったサービスも提供することとしています。今回の事業提案では、この手厚い開発支援(ソフトウェア)を一体化して提供する点が、新規性と独自性のあるビジネスモデルとして強調されました。

 

島根 みずき

 日本におけるソーシャルファーム(社会的企業)に関する研究

 

島根さんは、さまざまな事情で就労に困難をかかえる方々を雇用する企業(ソーシャルファーム)を対象に、社会性と持続性を両立させる経営モデルの条件を明らかにし、中小企業診断士として持続的経営に向けたコンサルテイングの基本的考え方を提案されました。

具体的には、ソーシャルファームがかかえる経営上の問題点を明らかにするとともに、目指すべき会社像として具体的な企業を例示し、戦略、プロセス、リソース、組織4つの観点で企業の経営状態を分析する独自の手法を考案されました。また、収益構造の観点からソーシャルファームがとるべき戦略と支援策を示しています。

 

選考と受賞者

■選考

それぞれの発表者のプレゼンテーションの後、多様なジャンルの選考委員から事業化に関わる課題や課題解決のための方策等に関する質問がなされ、ときには客観的なアドバイスや激励のコメントも送られ、ビジネス的視点から選考に向けて白熱した議論が交わされました。

 

発表者との質疑応答や意見交換の後に選考委員による厳選なる審査の結果、以下のとおり受賞者が決定されました。

なお、本年度はビジネスイノベーション大賞の該当者はありませんでした。

 

 

■受賞者

〈ビジネスイノベーション賞〉

◉ビジネスイノベーション大賞      該当者なし

◉ビジネスイノベーション準大賞(金賞)   粂井 貴行 さん

◉ビジネスイノベーション奨励賞     島根 みずき さん

 

〈信金賞〉

◉城南信用金庫賞 粂井 貴行 さん

◉西武信用金庫賞 粂井 貴行 さん

 

 

■受賞等へのビジネス支援

発表者は、選考委員からの課題の指摘や解決策の提案、さまざまなアドバイスなどを得て大いに刺激を受けたようです。こうした選考委員からのアドバイス等は、今後の発表者のビジネス展開に役立つものと期待されます。

中小企業イノベーションセンターでは、受賞者のみならず修了生に対して、特定課題研究成果の実現に向けてのマッチング支援(教員、修了生等の紹介)、コンサルテーションなどをご要望に応じてお手伝いさせて頂きます。

 

 

 

表彰式

ビジネスイノベーション賞の表彰式と副賞の贈呈は、2027年3月の学位記授与式の際に行われる予定です。

 

 

協賛